こんにちは、私は三十路会と言う会を会社の数名で運営していたものです。
と言ってもお互いが独身で、結婚をしていない男女4名による、カラオケや、スポーツをするイベントサークルみたいなものでした。
三十路会の定期報告では、常に誰か良い人がいないか?会社内ではだれが良いかと言った、話しても仕方のない事についてあーだこーだ言いながら楽しんでいました。
しかしながらやはり結婚適齢期、いやもはや遅いと感じていた私たちは、ここ数年でいったい何人の結婚式に招待されたかと言った話しになりました。
自分達はどんどん取り残されていると焦りと言うよりもはや恐怖すら感じている状況でした。
そんな時、メンバーの一人が会社内の女性と付き合っている事が発覚しました。しかも、かなり美人!おいっ!そんな重要な事黙ってないで言えよ!っと突っ込みが続出しました。
すると、女性メンバー2人が強烈な焦りから私たちは一年以内に結婚する!と宣言しました。
それから2人は、出会いについて考える様になりました。30過ぎた女性はクリスマスケーキと揶揄される様に売れ残り感があると(実際はまだまだ大丈夫なんですが。)マッチングアプリに登録を開始しました。正直な話し、三十路会のメンバーは私を含め、ビジュアル面は100点満点で言うところの30点程度と、産まれてすぐに足枷がある様な状態でした。しかし、彼女達は諦めません。マッチングアプリで出会うと決めたからには必ず成功させると、心に決心していました。それからは、趣味が合う、年齢が合う、タイプの外見等一切無視して、彼女達が今会える登録車を目指して必死に活動をしていました。世の中には、実は想像以上に出会いがないと感じている人がおり、彼女達の様な個性的な外見にもまったく気にしない性格を重視した人たちもたくさんいる事がわかりました。彼女達は必死に続ける事によってわすが3ヶ月で彼氏を見つけ、宣言の1年を待たず半年後の同じ時期に彼女が出来た三十路会メンバーより先に結婚式を挙げて三十路会を卒業しました。残された私はまだ三十路会を運営しています。笑