勤務する司法書士か独立した司法書士かによって、直面する状況は大きく異なります。
ここでは、まず現役の司法書士が置かれている状況について見ていき、次に独立系司法書士が置かれている実態について、最新の統計データをもとに詳しく解説していきます。
司法書士は、働く立場によって2つの呼び名があります。
司法書士事務所や司法書士法人に勤務する司法書士は「勤務司法書士」と呼ばれます。
自分で司法書士事務所や司法書士法人を経営している司法書士は「独立司法書士」と呼ばれます。独立系司法書士」は「開業系司法書士」と呼ばれることもあります。
現役の司法書士の年収については、公的な統計はありません。
一般的に、現役の司法書士の平均年収は400万円前後と言われています。
現役の司法書士は年齢に関係なく初任給が決まっており、仕事の幅が広がれば給料も上がっていきます。
この昇給の仕組みと、現役の司法書士が独立して早期退職することが多いことが、職業でありながら400万円という年収が一般のサラリーマンとあまり変わらない理由です。
司法書士は、試験合格後、数年間は勤務司法書士として働き、その後独立する人が多いようです。
司法書士として働く期間は、お金を稼ぎながら法律実務を学び、将来の独立に向けた準備をする期間です。
独立の準備としては、事務所のイメージの明確化、事業計画の策定、経費の削減、幅広い人脈の構築などが挙げられます。
社会のIT化や人口減少が進む中、司法書士という職業に未来はあるのでしょうか？
司法書士は法の支配の確立に重要な役割を担ってきました。その役割が突然なくなることはないでしょう。
司法書士が法律専門職としての役割を果たし続け、司法改革、情報化、高齢化などの機会を積極的に活用することで、司法書士の未来は開けていくでしょう。
登録件数の減少は、司法書士の未来に暗い影を落としています。
しかし、法の支配を支える登記がなくなることはなく、長い目で見れば、ある種の均衡に収束していくだろう。
収益性の高い登記業務で一定の収入を確保しつつ、成年後見やコンサルティングなど業務範囲を広げる、成年後見に特化してより地域に密着する、コンサルティングを主業務とする合同会社を設立するなど、自分なりのスタイルを確立した司法書士には、明るい未来が待っているのです。自分のスタイルを確立した司法書士には、明るい未来が待っています。
独立した司法書士は、勤務司法書士に比べると年収は高いですが、その差は決して小さくはありません。
独立した司法書士は、登記業務を本業とする人が多く、試験合格年齢、独立年齢、平均年齢ともに高くなっています。
社会の動向をよく読み、周囲に合わせた司法書士事務所経営ができれば、高齢の独立司法書士にも十分なチャンスがある。
司法書士になるためには、まず試験をパスする必要があります。
そして、司法書士試験をパスするためには、通信講座の活用が一番の近道だと考えています。
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