春だというのに、最近寒い日が続いて、膝に違和感が…
■膝に「冷え」は禁物
膝の痛みを予防・緩和するためには、膝を「冷え」から守ることがとても大切です。
なぜ、冷えがだめなのかというと、人の体というのは、冷えを感じてしまうと、筋肉が緊張して血管が収縮するというメカニズムを持っているため、膝も冷えを感じると「膝周りの筋肉がガチガチに硬くなり、しかも血行が悪くなる」という状態になってしまうのです。
■女性の「ひざ掛け」は必須アイテム
膝を冷えから守るために、女性にぜひ使ってもらいたいのが「ひざ掛け」です。
スカートをはいている女性の場合、どうしても男性よりも膝が冷えやすいので、常備しておくようにしましょう。
■下半身の冷えに要注意
冷え対策は、膝だけにやればいい、というものではありません。
「腰の冷え」や「足底や足首からの冷え」も、下半身全体を冷やすことにつながりますので、こうした部分の冷えにも注意しましょう。
冬場などは「腰に貼るカイロを使い、足は温かいインソール(中敷き)を入れた靴を履き、さらにできればレッグウォーマーで足首も保温する」という対策をとることをおすすめします。
■一日の冷えは入浴でほぐそう
膝を冷えから守るために大切なことのひとつとして「シャワー入浴ではなく、湯船入浴にする」というのも忘れてはいけません。
シャワーというのは、体の表面にお湯が当たるだけですので、湯船入浴のような温熱効果が期待できないというだけでなく、「シャワーだけで済ませると、交感神経が刺激され、血管がますます収縮してしまう」というやっかいな状態におちいる可能性もあるのです。
40℃前後のお湯に10分以上つかって、しっかりと体の芯まで温める、ということが大切になってきます。
たとえ夏場であっても、数日に一度は湯船入浴をおこないましょう。