1階の住戸のメリットとデメリット
1階に限定して探す人もいれば、低層階を希望していても2階以上に限定している人もいるほど、1階の住戸には好き嫌いが分かれます。
1階の住戸は一戸建て感覚の専用庭が設けられている物件も多く、マンションの住戸の中で他のフロアとは異なる特徴があります。
そんな1階の住戸を購入することには、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
1階の住戸には、専用の庭がついているため、一戸建てのように庭のある暮らしが実現できるというメリットがあります。
この庭では、ガーデニングを楽しんだり、子どもを遊ばせたり、テーブルや椅子を置いて食事やお茶を楽しむことができます。
また、1階には下に住戸がないため、横や上の階の部屋に生活音が響くことはあるものの、2階以上の部屋のように足音に気を使わなくて済むため、子育て世代にとって魅力的な物件とされています。
さらに、災害時にも1階ならば逃げやすく、地震が発生した場合でも1階は上階と比べて揺れが大きくないため、家具の転倒などの被害が抑えられる可能性があることも支持される理由と言えます。
一方で、1階の住戸にはデメリットも存在します。
最も挙げられるのはプライバシーの問題です。
1階に住むと、上階や横の部屋の住人からの視線が気になりやすく、外からの騒音や目障りな物も目につく可能性があります。
このようなことから、プライバシーを重視する方には1階は避けられる傾向にあります。
以上のように、1階の住戸にはメリットとデメリットがあります。
専用庭を楽しむことや災害時の安全性を重視する方にとっては魅力的な選択肢である一方、プライバシーを重視する方にとっては好ましくないかもしれません。
ですので、1階の住戸を選ぶかどうかは、個々のニーズや好みによって異なる結果になることが分かります。
ただし、物件や条件次第で、1階と2階の販売価格には差があり、一概にどちらが高いかは言えません。
参考ページ：マンション 1 階 庭付き１階 に 住むメリットとデメリットを解説！
1階のマンションは、明るさやセキュリティ面に注意が必要です
1階のマンションは、通常、他の階よりも日当たりが不十分なことがあります。
そのため、明るい部屋を希望する方には、1階は不向きかもしれません。
十分な日光を得ることができない空間では、暗さや湿気の問題が発生する可能性があります。
さらに、防犯面でも1階は他の階よりも侵入しやすいとされています。
犯罪者にとって、1階は他の階に比べて容易にアクセスできるため、セキュリティへの注意が必要です。
窓やテラスなどのアクセスポイントは、十分に固められ、監視カメラやセキュリティシステムといった防犯設備も設置されていることが望ましいです。
ただし、上記の情報は一般的な傾向を示しているため、具体的な物件に関しては、個別の条件や状況を確認することが重要です。
各マンションには、建物の配置や設計による異なる特徴がありますので、事前に詳細な情報を収集し、自身のニーズに合った適切な選択をすることをおすすめします。