はじめに:ゴミを片づけたいけど何から始めればいい?
「部屋がゴミであふれていて、どこから手を付ければいいかわからない……」
そんな悩みを抱えている方は意外と多いものです。
今回は、片づけのプロが実践する「正しいゴミの片づけ方」を、手順・コツ・注意点に分けて徹底解説します。この記事を読み終わる頃には、スムーズに片づけを進められるようになるでしょう。
ゴミの片づけが必要なシーンとは?
まずは「なぜ今、ゴミの片づけが必要なのか」を明確にしておきましょう。
よくあるケース
引っ越しや模様替えにともなう片づけ
仕事や育児で手が回らずゴミが溜まってしまった
実家や親族の遺品整理
ごみ屋敷状態で健康や人間関係に影響が出ている
ゴキブリやカビなど衛生上の問題が発生している
こういった背景をもつ方に向けて、次章から具体的な片づけ手順をご紹介します。
ステップ①|片づけの準備:心構えと道具をそろえよう
まずは「やる気が出ない」「どうにも手がつけられない」状態を打破するための準備から。
片づけの心構え3つ
完璧を目指さない
最初から理想の部屋を作ろうとせず、少しずつ進める気持ちが大切です。
“今使っているかどうか”で判断する
使っていない物=捨てる対象。基準を明確に持ちましょう。
スケジュールを決める
1日1時間、1週間かけて…など、無理のない計画を立ててください。
必要な道具
ゴミ袋(燃えるゴミ、不燃ごみ用)
軍手(ケガ防止)
マスク(臭い・粉じん対策)
段ボール(分別用)
ガムテープ(仕分けや梱包に)
マジックペン(ラベル用)
ステップ②|片づけの実践手順
1. 全体をざっくり仕分け
まずは家中のゴミを「明らかなゴミ」と「判断に迷うもの」に分類します。
食べ残し・空き缶・紙くず → 即廃棄
衣類・雑貨・本 → 一時保留エリアへ
家電・家具 → 処分方法を別途確認
この段階では「とにかく減らすこと」が大切です。
2. 分別作業を徹底する
自治体のルールにしたがって、以下のように仕分けを進めます。
可燃ごみ/不燃ごみ
資源ごみ(紙・瓶・缶・ペットボトルなど)
粗大ごみ(家具・家電など)
危険ごみ(電池・スプレー缶など)
※分別の詳細は各自治体のホームページで確認を。
3. ゴミの排出(処分)
普通ゴミ:決まった曜日に出す
粗大ごみ:電話やネットで回収申込
家電4品目(テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン):家電リサイクル法に従って処分
ステップ③|モノを残す・手放す判断基準
片づけにおいて悩みがちなのが「捨てるか、残すかの判断」です。以下の基準が参考になります。
残すべきモノ
今まさに使っている物
使用頻度が高く、代替品がない物
想い出の品(ただし、スペースと相談)
手放すべきモノ
1年以上使っていない物
破損や劣化が激しい物
「高かったから…」と迷っている物(罪悪感で残すのはNG)
ステップ④|片づけ後の維持法
せっかくキレイにしても、また散らかってしまっては意味がありません。
リバウンドを防ぐための工夫
「1日1捨」ルール:毎日1つ手放す
モノを増やす前に、必ず“収納場所”を決めてから買う
定期的に“見直す日”を設ける(月1がおすすめ)
ステップ⑤|自分で無理ならプロに頼るのも選択肢
ゴミの量が多すぎる、時間がない、精神的につらい…。
そんなときは無理せずプロの片づけ業者や不用品回収サービスを利用するのもアリです。
業者に頼むメリット
即日対応可能な場合も
分別・運び出しまで丸投げできる
重たい家具や家電の処分もおまかせ
業者選びのポイント
口コミ評価・料金体系をチェック
公式サイトが整っているか
許可業者(産業廃棄物収集運搬)であるか
よくある質問(FAQ)
Q:ゴミが多すぎて、どこから手を付ければいい?
→まずは「燃えるゴミ」など明らかに処分できるものから手を付けましょう。可視的に減ることでモチベーションが上がります。
Q:片づけにかかる期間は?
→一人でやる場合、1Kなら1週間前後、2DK以上なら2〜3週間程度が目安。業者に頼めば1日で完了することも。
Q:精神的に片づけがつらい…
→無理せず休憩しながら進めましょう。できれば家族や友人、プロの手を借りるのがおすすめです。
まとめ:小さな一歩が、大きな変化につながる
ゴミの片づけは、ただの掃除ではなく「暮らしの質を上げる第一歩」です。
最初は少し大変に感じるかもしれませんが、少しずつでも手を動かしていけば、必ず結果がついてきます。
今この瞬間から「やろう」と決めたあなたは、すでに変わり始めています。
キレイな部屋で、心地よい暮らしを手に入れましょう。
また、以下の記事では、ゴミ屋敷のビフォーアフター画像をまとめて紹介しています。
ぜひ参考にして、掃除のモチベーションを上げてみて下さい。
【参考】ゴミ屋敷のビフォーアフター実例集|驚きの片付け変化と快適空間を公開!