金は比較的安定した資産と言われています。
今、多くの人がこの「金」を売っています。
貴金属やブランド品の買取を行う大手中古ブランド品流通会社「コメ兵」でこの現場を追ってみました。
60代の女性のお客様が金のネックレスなどの貴金属を持ち込まれました。
金のネックレスとブレスレットはしばらく身に着けていなかったそうで、合計金額は136,700円でした。
なんと購入時の倍近い値段で売ることができたそうです。
60代の女性は
「金の相場が上がっていると聞いていたので、ちょうどいいと思った」
と話していました。
また、別の女性は、真珠を付けたプラチナの指輪を持ち込まれました。
店員は「こちらはプラチナ900で計算しています。こちらは36,500円です」と。
この金やプラチナを持ち込むお客さんはここ数日、たくさんいます。
この貴金属は現在、以前にも増して高値で取引されている。
その理由は、ウクライナ情勢の悪化です。
世界の先行きが不透明な中、金やプラチナは安全資産として注目されている。
昔から「有事の金買い」という言葉がある通り、有事(戦争や災害など)があった際は、比較的安定資産とされる金や価格が安定している通貨が高騰することが相場用語としてあります。
田中貴金属工業の金の買い取り価格は2月から上昇を続け、22日には1グラムあたり7,687円まで上昇しました。
これは過去最高値を更新している。
先ほどの「コメ兵」の店舗では、今週、お客様が金塊を売りに来られました。
買取価格は200グラムで約150万円でした。
これは2年前と比べて30万円から40万円も高いとのことです。
コメ兵の横井一正広報部長は「ついに過去最高値を超えたことに驚いている。問い合わせは軒並み増えている。この後も多くの持ち込みがあると思われます。」とほくほく顔で語った。
今後の金およびウクライナ情勢に注視したいと思います。
私も金に回すお金があれば良いのだけれどなぁ。(笑)